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ザルトリウス・ジャパン株式会社

科学機器事業部 技術部 リキッドハンドリングサービス

JCSS01|JCSS02
計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度の<JCSS登録番号:0288>

JCSS(Japan Calibration Service System)=とは、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度の略称です。

【お問い合わせ先】
名称 ザルトリウス・ジャパン株式会社
  科学機器事業部 技術部 リキッドハンドリングサービス
所在地 〒 162-0842
  東京都新宿区市谷砂土原町一丁目2番地34
お問い合せ 科学機器事業部 JCSS校正室
  TEL:03-5228-0323
  FAX:03-5228-0324
  [email protected]

URL http://www.sartorius.co.jp/html/mec_tenbin/1_home_m.html

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JCSS校正事業者登録の内容

 液体体積計(ピペット)

 

JCSS校正設備
 ピペットの校正設備と校正サービスの紹介

  1. ピペットの校正設備
  2. 校正機材
  3. JCSS校正方法
  4. 備考
 
 

校正室を新設・移転(2013年)

2013年10月25日開所式と見学会を実施

 
校正料金(料金などはお気軽にご相談ください)
TEL:03-5228-0321 FAX:03-5228-0322 [email protected]
 
   

JCSS校正設備
ピペットの校正設備と校正サービスの紹介

ピペットの校正設備

 ピペットの校正設備はISO8655というピストン式ピペットの国際規格に基づき設置しています。
 弊社はISO8655−6:2002に規定される重量法(衡量法)でのピペットの精度測定を実施しているため、この規定による以下の環境が要求されます。
【気温】15〜30℃
【気温変動】±0・5℃
【湿度】50%以上
 このような測定環境を実現するため、ポリウレタンフォームが充填された外装板によるプレハブスペースを事業所内に設置し、散水露天方式という空調設備を導入しています。
 また、測定室の温度、湿度の変動を抑えるため、4名までの入室制限、ピペットの出し入れ用のパスボックス、ペアガラス窓、エアタイト扉等の設備も導入しています。
(1)ピペットJCSS校正室面積=4・3m×4・7m(約20u)

校正機材

ピペットの校正業務
ピペットの校正業務

 重量法(衡量法)によるピペットの校正では、電子天びんにより吸引、吐出した蒸留水の重量を測定し、容量に換算しています。
 この換算には水温および大気圧を測定し、ISO8655−6:2002で規定されるZ−factorでの換算をしています。
 これらの換算や測定環境のチェック用に温度計(気温用、水温用)、湿度計、大気圧計等を用いています。
 これらの機材に加え、天びんチェック用の分銅と共に、社内規定により、一定期間ごとの校正を実施しています。

JCSS校正方法

 弊社における校正範囲は最大容量(公称容量)1μL〜10mLのピペットとなります。
 校正方法ですが、ピペットは容量可変式が一般的なことから、その最大容量(公称容量)の100%、50%、10%もしくは最小容量の3点で各10回での測定をおこない、各測定ポイントでの校正値および不確かさを算出します。
 不確かさについては以下の項目により、あらかじめ、最大測定能力の見積もりをおこない、これらの値を参照して決定をしています。

(1)ピペット校正における不確かさの要因

▽水の質量測定(天びんの不確かさ)
▽水の密度測定
▽空気の密度測定
▽電子天びんの校正に使用した分銅の密度
▽ピペット(測定器物)の体膨張
▽ピペット(測定器物)の温度
▽液体蒸発
▽測定条件

 校正対象のピペットですが、ザルトリウス社製だけでなく、他社製のピペットも校正が可能です。また、弊社の主力製品であるマルチチャンネルタイプの校正も現時点では国内唯一実施しています。
 一方、ピペットの精度は各測定ポイントにおける系統誤差および偶然誤差がその仕様とすることが一般的なため、オプションとしてこれらの合否判定を実施しています。
 この合否判定オプションを追加することにより、先日改定されたピペットのJIS規格(JISK0970:2013)に準拠した校正が可能となります。
 また、精度の維持管理のため、メンテナンス実施前の受入時の校正を追加オプションとしてお勧めしています。

備考

(1)校正能力

@キャパシティー=5000本/年(シングルチャンネルピペットとして)
A最高測定能力(不確かさ見積もり値の抜粋)=▽10μL以下…0・07μL▽1000μL以下…10・0μL

(2)従事者数

5名(2013年10月現在)

 


 

2013年、質量校正室を新設・移転

市ヶ谷サービスセンターに新設・移転
   日本初、校正業務に全自動ロボット導入

開所式と見学会を実施

 ザルトリウス・ジャパンは、JCSS質量校正室が市ヶ谷サービスセンターに新設・移転して業務を開始したので10月25日夕刻、取引先など関係者を招いて、施設見学会を実施した。見学会は2班にわかれて実施され、それぞれで開所を記念するテープカットの式があり、その後に施設内容の説明がおこなわれた。

 市ヶ谷サービスセンターに設備されたJCSS質量校正室とピペットの校正室の概要は別途掲載。

 

Welcome to JCSS laboratory

 ご来場の皆様、本日、JCSSラボのオープニングセレモニーに皆様をお迎えできることを大変光栄に存じます。皆様にご覧いただいたラボは新設、かつ最先端技術のJCSSラボでございます。

 ザルトリウスは140年以上前の1870年、フローレンス・ザルトリウスがドイツの小都市・ゲッティンゲンで創業いたしました。ゲッティンゲンは学術都市であり、すぐ近くに大学があります。以来成長を続け、今日に至っております。

 創業以来、ザルトリウスは分析天びんのみを開発・製造・販売して参りました。

 ザルトリウスの本社は今日もなお同じ場所、つまり、ドイツの地方都市、大学のそばにあります。しかし、ザルトリウスは、世界でもトップクラスのラボ用製品とそのサービスを提供するメーカーでございます。弊社の取扱製品としましては、

▽分析天びんおよび精密天びん
▽手動ピペットおよび電動ピペット
▽ラボ用超純水製造装置
▽ペイント天びん
▽電子水分計
▽マス・コンパレーター

がございます。

 ここ東京に新設したラボは、お客様に最高レベルのプロのサービスをご提供する、という弊社の変わらぬ理念を体現したものでございます。ピペットのみならず、質量分野においても質の高い校正サービスをご提供できるものと自負しております。

 私どもは日本で一番のJCSS校正証明書の発行実績があり、また、民間企業としては日本で初めて、校正業務の全自動ロボットを導入いたしました。このことは大変誇りに存じております。

 今回の大切なプロジェクトの完成の喜びを皆様と共に分かち合えることを大変光栄に存じます。

 最後にもう一度申し上げます。「ザルトリウスへようこそおいで下さいました!」
 

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